お金を増やしたいと思っていても、銀行の普通預金口座に入れていてもゼロ金利では増えません。
投資をしてみたいと思っていても、投資初心者の方は何から始めればいいのか分からないと思います。
大切なお金ですから、大きなお金を失ってしまうのも避けたいですよね。
初めて投資をする方には『積立NISA』をオススメします。
積立NISAを始めよう

タブレットでチャートを確認する人
小額から、長期・積立・分散投資で支援するための非課税制度です。
〜金融庁のHPより引用
積立NISA対象商品を運用して利益がでたら、その利益が”非課税”になります。
通常株などで利益が出た時には、およそ20%の税金がかかるので、非課税なのはお得ですよね。
10,000円の利益が出た時と、20%の税金を引かれた時の比較が次のグラフになります。

税率20%と積立NISAの比較

税金が掛からないと嬉しいわ
そうですね、年を追うごとに金額が大きくなっていきますよね。
積立NISAを利用できる人はこんな人、そして利用できる金額は?

どんな人が、積立NISAを利用できるのかしら?
積立NISAを利用できる人は、日本在住の20歳以上の方が対象になります。
(0〜19歳の方はジュニアNISA口座を利用できます。)

一般NISAと積立NISAの口座は一緒に持つことは出来るの?
NSA口座は一人1口座のみとなっており、一般NISAとの併用はできません。
積立NISAで年間に積立ができる金額は40万円までで、1ヶ月あたり33,333円を積み立てることができます。
利用枠の上限一杯で積み立てなければいけないと言うことではありませんので、無理のない範囲の金額を設定して積立をしましょう。
積立NISAの非課税期間はどれくらい?

積立NISAの運用期間はどれくらいの期間があるの?
積立NISAの投資可能期間は、2018年〜2037年まで投資信託の購入が可能です。
投資開始した年から20年が非課税期間になっています。
長い期間をかけて少しずつ投資をしていくことで、将来を見据えた資産を形成することができます。
短期間でお金を増やすことは出来るかもしれませんが、ハイリスクな投資になる可能性があり、元本が目減りしてしまう危険性があります。
大切なお金をなるべく減らさないためにも、長期間コツコツと投資を続けていくことでリスクを分散することが可能になります。
積立NISAの非課税期間は積立を始めた年から20年ですので、
2018年に開始したら、2037年までは非課税で保有することができ、
2037年中に積み立てた投資信託は、2056年まで非課税で保有できます。
下の画像は、金融庁のwebサイトからお借りした画像です。開始した年から20年運用できることが分かりますね。
積立NISAの非課税期間が終了後の、投資信託はどこへ?

非課税期間が終了したら、どうすればいい?
NISA口座以外の、一般口座や特定口座に移管されますから心配ありません。
口座の移管時に何か特別にやらなくてはいけないことはありませんので、ご安心ください。
一般口座や特定口座に移管された投資信託はそのまま、運用されますが利益が出たら、20%の税金がかかる様になります。
投資金額はいくらから?

投資可能な金額はいくらから?
証券会社や投資信託商品にもよりますが、 SBI証券や楽天証券のインターネット証券会社でしたら100円から積立ををすることができます。
初めて投資をするときに大きな金額を投じるのは、不安になると思いますので、ネット証券で口座開設をして小額からの投資を開始して見ましょう。
毎日見ていると銘柄によって値動きが違うのがわかってくるでしょう。
値動きが穏やかなものや、逆に激しいものなどそれぞれ違った値動きをします。
積立を開始する時に少額を投じ、値動きをポートフォリオで観察してから、投資金額を増額することが良い方法ではないかと思います。
積立NISAの投資信託商品

積立NISAの対象商品はどんな特徴があるの?
積立NISAを始めると手数料がかかります。購入した時と毎日かかる信託報酬の2つです。
手数料たくさん持って行かれてしまったら、利益が出ても手元に残るのものが少なくなり、悲しくなってしまいますよね。
積立NISAの対象商品の特徴は、『手数料が安い(基準がある)』ので、安心して投資を始めることができます。
[投資信託]
・購入する時…販売手数料(ノーロード)が、ゼロ円
・信託報酬…投資先を国内とするインデックス投信(税抜き)0.5%まで
投資先を国内・海外とするインデックス投信(税抜き)0.5%まで
投資先が国内とするアクティブ型投信(税抜き)1.0%まで
投資先が内外・海外とするアクティブ型投信(税抜き)1.5%まで
[ETF]
・購入する時…販売手数料は、1.25%以下
・信託報酬…上限は0.25%まで
一年間にかかった、信託報酬の概算は口座を開設した証券会社から通知があるので確認をしましょう。
運用で出た利益はどうなる?

積立NISAを運用していて、利益が出たらどうなるの?
積立NISAを運用して利益が出たら、再投資に当てられます。
積立NISAの年間の積立額は40万円となっています。
利益が出て再投資をした時に、積立NISA枠の40万円以内であれば積立NISAで運用され、40万円以上になると課税口座(特定口座か一般口座)での運用となります。
積立NISA、投資信託での長期運用がなぜ初心者にオススメなのか

初心者になぜ投資信託がオススメなの?
ニュースを見ていると、日経平均株価や、ドル円などの円相場などと言った言葉を聞いたことがあると思います。
その日あった、事件や災害・各国の政治の方針変更など様々なことが起こります。
貿易などの発言などがあれば、株価や為替などがその影響を受けます。株価が高い時もあれば、一夜にして株価が暴落してしまうこともあります。
株や為替相場のチャート(株価をグラフ化したもの)を見て判断をし、利益を出すのは難しいのです。
上記の画像は日経平均株価のチャートです。
②の安値の時に購入できて、③まで株価が上がれば利益がたくさん出ます。
③で購入していて、②まで株価が下がれば損をしてしまいます。
チャートは、過去の値動きをグラフにしたものですから、これから起こる値動きについては分かりません。
このチャートを①の時に見て、買ってしまっていたら②まで落ちて損切りをするために売却してしまえば損をしてしまいます。
しかし、②まで落ちてもそのまま持ち続けていれば上記の画像のように、株価が回復し値上がりするのです。
短期で売り買いすると、損をしてしまう可能性がありますので、長期間保有することで今の例のように価格が時間はかかりますが回復するのです。
チャートを見て株式などの売買をするには専門的な知識も必要になりますし、ベストタイミングで購入するための見極めには、時間も必要になってきます。
あなたが、時間的に余裕があるのであれば問題がありませんが、仕事をしていれば限られた時間しか取れませんよね。
そこで、投資のプロであるファンドマネージャーと呼ばれる専門家に、運用を任せるのが良い方法なのです。
「信じて」「託す」それが投資信託なのです。
積み立て投資はなぜいいのか?
投資信託は値動きがあるので、高いところではたくさん買えませんし、安ければたくさん買えます。
長い期間をかけて、積立をすることでリスクを分散できるので初心者には安心です。
・手間がかからない
・一定額を積み立てることで値動き(高値づかみなどの)リスクを減らすことができる
ですので、初心者が投資を始めるのには積立NISAがオススメなのです。
まとめ
・運用初年度から20年間利益が非課税
・信託報酬手数料が安い
・ネット証券だと、100円から投資信託を始めることができる
・長期保有を目的とした商品で運用できる
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